ソーサートップ・ソーサーボトムとは?基礎知識とトレード戦略を解説

2021年9月14日インジケーター解説ブログ



今回はソーサートップ・ソーサーボトムについて解説します。

これが分かると、トレンド転換について判断しやすくなり、エントリーのタイミングを見極めるうえで有力な手がかりとなるでしょう。

さらに、ソーサートップ・ソーサーボトムの出現後は、強力なトレンドを形成しやすい点も見逃せません。
つまりこのチャートパターンを上手く使うことで、大きな利益に繋げられる可能性が生まれるのです。

そこで今回の記事では、ソーサートップ・ソーサーボトムの基礎知識からトレード戦略まで徹底解説します。

どうぞ参考にしてみてくださいね。

ソーサートップ・ソーサーボトムとは?


まず、繰り返し出現するチャートの形状のことをチャートパターンと呼び、今回ご紹介するソーサートップ・ソーサーボトムは、ともにこのチャートパターンの一種に分類されます。

チャートパターンは多くの投資家が意識しているもので、何らかのチャートパターンが現れると、トレンドが一気に形成されやすい特徴があります。

なお、ソーサートップ・ソーサーボトムは、ラウンディングターン(円形の形を描きながらのトレンド転換)と呼ばれ、トレンドが転換する場面として出現する可能性が高いです。
トレンド発生時の利益獲得のチャンスを逃さないためにも、このチャートパターンは必ず押さえておきましょう。

それでは、まずソーサートップ・ソーサーボトムの基礎知識について解説していきます。

トレンド天井圏で出現するソーサートップ


ソーサー(saucer)は「お皿」という意味で、チャートに大きく描かれたカーブを「お皿」に見立てた表現だと考えられます。

そしてソーサートップは、お皿を伏せた形状をしていて、上昇トレンドが続いているときに現れます。

では、値動きのパターンを画像を見ながら確認してみましょう。

まずは高値圏まで緩やかに上昇し、しばらく横ばいに価格が動くレンジ相場になった後に下落に転じます。

下落し始めてからしばらく経つと、いったん急激に下がり、短期的に価格を揉むレンジ相場(プラットフォーム)が発生します。

レンジ相場では市場参加者による売り注文と買い注文が拮抗するので、一定の値幅を上下し、しばらくはネックラインを下回りません。

そして、レンジ相場を抜けてネックラインを下回ることでソーサートップが完成し、レンジブレイクの勢いとダウ理論の下落トレンドが相まって、下降スピードが加速します。

なお、チャートでソーサートップを確認したら、相場は天井圏であると判断する目安になります。
また、買いポジションを保有していた際にソーサートップが出現したら、下落トレンド発生に備えてポジションを整理するように意識しましょう。

トレンド底値圏で出現するソーサーボトム


ソーサートップとは反対にソーサーボトムは、お皿の底を下にした形状になっていて、下落トレンドが続いていると出現することがあります。

それでは、ソーサーボトムのチャートパターンを確認してみましょう。


まずは底値圏まで少しずつ下落し、短期的に価格を揉むレンジ相場(プラットフォーム)が発生してから、一転して上昇し始めます。

ソーサートップと同じく、レンジ相場の高値であるネックラインを上回ったときにソーサーボトムが完成となり、本格的な上昇トレンドが始まる目安となります。

また、ソーサーボトムが出現した場合も、相場は底値圏であると判断する目安となるので、売りポジションを保有している場合は決済の目安にすると良いでしょう。

ソーサートップ・ソーサーボトムを使ったトレード手法


ソーサートップ・ソーサーボトムは、トレンドが一気に転換する可能性が高いので、出現したら利益獲得チャンスとなるので見逃さないようにしましょう。

しかし、ソーサートップ・ソーサーボトムは「ダマし」が多いのもネックで、取引のタイミングを見誤ると、ほとんど利益にならなかったり、大きな損失に繋がったりする場合があります。

だからこそ、エントリーポイント・利食い水準・損切りについては、必ず押さえておく必要があります。

エントリーポイントはレンジ上限と下限を目安にしよう


ソーサートップ・ソーサーボトムが出現したときは、できるだけ早めにエントリーしたいところですが、ダマシの判断が意外と難しいところ。

例えばソーサーボトムの場合、上昇トレンドに入ったと思ったら、いきなり下落する場合も少なくありません。

そこで、レンジの上限と下限を超えたローソク足が確定して、明確なトレンドを形成を確認してからエントリーするのが基本的な戦略となります。

利食い水準はレンジ上限と下限の値幅を参考にする


ソーサーボトムの場合、ネックラインを超えると、それまでのレジスタンスライン(上限)がサポートライン(下限)へと置き換わります。

この置き換えのことをレジサポ転換といいます(ソーサートップの場合は、反対にサポレジ転換が起きます)。

そしてレジサポ転換が起こると、新たなサポートラインを下限の基準として、ソーサーボトムにおけるレンジ相場と同じ値幅分だけ上昇した価格帯が新たなレジスタンスラインとなり、そのラインを超えないような動きを見せます。



この新たなレジスタンスラインが、利食い水準を設定する際の目安となります。

ただし、ソーサーボトムは優位性が高くトレンド転換が発生しているだけに、利食い水準を超えたあとも続くケースが少なくありません。

なので、利食い水準に達しても一部のポジションは手元に残し、続伸に備えるのがおすすめです。

損切りの設定位置について


ソーサートップ・ソーサーボトムが予想通りに形成されなかった場合に備え、事前に損切りを設定しておきましょう。
損切りは、ソーサートップならレンジの上限、ソーサーボトムならレンジの下限が目安となります。


ひとたび予測と反対のトレンドが形成されると、損失が広がる可能性が一気に高まるので、損切りの設定は必ず行いましょう。

まとめ


ソーサートップはトレンドの天井圏、ソーサーボトムは底値圏で出現するチャートパターンで、あまり頻繁に見られるパターンではないものの、強力なトレンドを形成しやすい特徴があります。

投資やFXで勝つための基本戦略は、トレンドに上手く乗ること。
そのためには、ソーサートップ・ソーサーボトムの出現をしっかり捉えることは欠かせません。

ただし、ソーサートップ・ソーサーボトムの出現を見誤ると、大きな損失に繋がる場合があるので、エントリーポイント・利食い水準・損切りは必ず決めておきましょう。

ソーサートップ・ソーサーボトムを意識して、ぜひ効率的なトレードを目指してみてくださいね。